自分でサイトを持っていて運営している際などに、主にVPSのような自分で構築したサーバーでサイトを増やす手順です。
ある程度マニアックな情報になってしまいますが、
私自身がサイトを増やす際のマニュアル、覚書的に役立てるためと、
同じような状況で、まだあまり慣れていない方に役立つように、作業メモを残しておきます。
サイト追加手順
※ドメイン取得サイトはどこか定番大手などでアカウント登録して使ってください
2.DNS設定でレコード追加
基本的には、Aレコードで自身の持っているサーバーのIPアドレスに向ける(サーバー管理会社がドメイン設定を指定している場合はそれに従う)
A サーバーIPアドレス
3.ネームサーバ設定はほとんどのドメイン管理会社で設定不要だが、明示するように書いてある場合はその使用しているドメイン管理会社のネームサーバーを使用するように設定
4.FTPソフト等を使い、WEB用アップフォルダに新ドメイン名等でフォルダを作成し、コンテンツアップロード
(以降サーバーにssh接続でコマンドライン)
5./etc/httpd/conf.d/virtualhost.conf編集
新ドメイン用設定書き加え(↓はfuelの場合、一般サイトなら/public/は不要)
<VirtualHost *:80>
DocumentRoot /var/www/html/ドメイン名/public/
ServerName ドメイン名
</VirtualHost>
6.service httpd restart で新ドメインにアクセスして見えることを確認
↑単にhttp://ドメイン名で新サイトを見るだけの場合はここまでで完了
↓新サイトをさらにssl化してhttps://ドメイン名でアクセスできるようにする場合以下も実行
7.ssl証明書発行&インストール
cd /etc/letsencrypt/
./letsencrypt-auto certonly --webroot -w ドキュメントルート(fuelなら/publicまで含む/) -d ドメイン名
※サーバーのPythonバージョンが低くてエラーが出る場合、Python2.7を有効に↓してから上記コマンド実行
sudo scl enable python27 bash
8.https設定
vi /etc/httpd/conf.d/ssl.conf
既存https設定のブロックをコピーしてドメイン名だけ書き換えて追加(↓具体例)
<VirtualHost *:443>
ServerName ドメイン名
DocumentRoot "/var/www/html/ドメイン名/public"
SSLEngine on
SSLHonorCipherOrder on
Header set Strict-Transport-Security "max-age=31536000; includeSubDomains"
SSLProtocol all -SSLv2
SSLCipherSuite DEFAULT:!EXP:!SSLv2:!DES:!IDEA:!SEED:+3DES
SSLCertificateFile /etc/letsencrypt/live/ドメイン名/cert.pem
SSLCertificateKeyFile /etc/letsencrypt/live/ドメイン名/privkey.pem
SSLCertificateChainFile /etc/letsencrypt/live/ドメイン名/chain.pem
<Directory "/var/www/html/ドメイン名/public">
Options FollowSymLinks
AllowOverride All
</Directory>
SetEnvIf Request_URI "\.(gif|jpg|png|css|js)$" nolog
ErrorLog logs/ssl_error_log
CustomLog logs/ssl_access_log combined env=!nolog
</VirtualHost>
9.サーバー再起動
service httpd restart
https//ドメイン名/でエラーなく見れるか確認
10.SSL証明書は3ヶ月で切れるので毎月初日に自動更新
crontab -e
最終行に追加
00 04 01 * * /etc/letsencrypt/letsencrypt-auto certonly --webroot -w /var/www/html/ドメイン名/public/ -d ドメイン名 --renew-by-default && /etc/init.d/httpd restart
※前の手順でpythonのバージョンエラーなど出てた場合、このコマンド時にもpythonのエラーによりうまく動かない可能性もあります。
その場合、crontab自体に、pythonの強制コマンド入りで登録しましょう
00 04 01 * * sudo scl enable python27 bash && /etc/letsencrypt/letsencrypt-auto certonly --webroot -w /var/www/html/ドメイン名/public/ -d ドメイン名 --renew-by-default && /etc/init.d/httpd restart
vi /var/log/cron
などでcrontabのログを確認できます。
少し古い場合、/var/logフォルダ内を探して cron日付-日付になっていたりするのが過去ログ分です。
ドメイン引っ越しの場合
上記手順で引っ越し先のドメインでサイトを見れるようになったら、
引っ越し元ドメインのルート(URL叩いたら見れる階層)に、
.htaccess ファイルを作成し、中身を
Redirect permanent / 引っ越し先URL
と書いてアップ、これでURLを構造ごと転送がかかるようになる
こうしないと、全ページ、新URLのトップに転送とかかけちゃうとインデックスや各ページのSEO評価が引き継がれなくなってしまう
以上のような流れで新サイトをサーバーに追加できます。
もちろん既存のサーバー設定等で必ずしも上記通りにいくとは限りませんが、かなりの部分で参考にはなると思います。
こうちゃん