2026年3月3日火曜日

Linuxで画面の輝度調整する方法

こんばんは、こうちゃんです。


さて、今回もまたITの技術屋として、またアプリエンジニアetcとして、PCをいじっていて出くわした問題と解決に関しての記録になります。


このテーマ、自身でウェブアプリ開発やら、自宅サーバー構築やら、古いパソコンの有効利用にOS入れ替えやらしょっちゅう行っているせいで、腐るほど問題にも出くわすもので、意外とブログのネタには事欠かず、書く気力さえあればいくらでも書けそうなテーマではあります。


今回もよくみなさまがLinuxではぶち当たりそうで、でもシンプルながら意外と解決の難しい問題、


Linuxでの画面の輝度調整


になります。

こちら、昨今、Windowsが11になってから、OSを入れるためのハードウェア要件がとても厳しくなり、古いパソコンにはWindows11を入れることができなくなりました。

しかし、それまで入っていたWindows10では、セキュリティ更新も行われなくなり、使い続けるにはリスクが・・・そんな方に徐々に人気の出てきている選択肢が、


無料のLinuxディストリビューションを入れる


です。


Linuxはごく一部有料のものもありますが、そのほとんどは無料です。

各ディストリビューション(OSの種類のようなものと思っててください)ごとに公式サイトがあり、そこでOSイメージを無料配布していることがほとんどです。

そちらをダウンロードして、USBメモリ等に起動可能な形で焼いてしまえば、あとは結構古い低スペックパソコンなどでもサクサク動くLinuxマシンに生まれ変わります。

※WindowsがOSとしてはいかに重いかということです


筆者も古いパソコンも多々持っていて、よく軽量Linuxを入れて復活させて作業に使ったり、仕事用の試験サーバー代わりに使ったりしています。


こちら、Linuxを入れるのは簡単なのですが、実にそのディストリビューションごとに個性あふれておりまして、設定画面ひとつとっても、どれも違ったりでして・・・

そのため、時折出くわす問題が今回の記事のテーマ(本題に入るまでに脱線多過ぎてすいません)、


画面の明るさ調整(輝度調整)


になります。

なお、外付けディスプレイの場合は、ほぼ100%枠に輝度調整ボタンがありますので、物理的にそこで調整してください。


ここでは、ノートパソコンのディスプレイですとか、一体型パソコンのディスプレイですとか、ソフト的になんとか変えるしか輝度がいじれないタイプのものについて話していきますので。


まず、簡単めな方法から・・・



1.キーボードで調整


最近のほとんどのノートパソコンではキーボードのファンクションキーの行に、Fnキーを押しながら押した際のサブ機能として、本体への反映する機能が割り当てられています。

音量の大小や、タッチパッドのオンオフなど。

そうした便利なキーの並びに、たいてい画面の輝度調整ボタンも含まれています。

イラスト的には、太陽☀のようなマークの横にーが書いてあるキーで輝度ダウン、

太陽☀のようなマークの横に+が書いてあるキーで輝度アップ、というのが定番です。


これはまずWindowsをはじめ、買ったパソコンにデフォルトで搭載されているOSに対して機能するようになっていて、後からLinuxにOSを入れかえた場合、効かない場合もあります。


といいますか、高速動作の軽量Linuxなどはそうしたドライバ系はほぼ省かれていますので、効かないことがほとんどと思っていてください。



2.OS上で輝度調整


これはWindowsなどでもよく見る、設定画面上で画面の輝度を調整する欄があって、スライダーを上下することで、画面を明るくも暗くもできるものです。

こうした機能は、Linuxでも備わっている場合があり、定番・有名なLinuxなどは、ディストリビューションにより名前は変わりますが、そうした輝度調整機能を搭載していることも多いです。


ただし、これもそうした機能をこそげ落としている軽量Linuxディストリビューションや、仮に機能は搭載していても、後から入れ替えたLinuxでは、そのパソコンのハードの方が対応していなくて、実はスライダーを上下しても画面の輝度は反応しない、なんて場合もあります。


ですので・・・いよいよ本題



3.コマンドでがんばって調整


これが今回のポイントです。

キーボードの輝度調整ボタン効かない、OSにも輝度調整機能ついていない、よし、じゃあコマンド送って直々に操作できるのもLinuxマシンのよいところ、というわけで、ターミナルからがんばって輝度調整をしてみましょう。


もちろんLinuxのディストリビューション(OSの種類のようなもの)も山ほどあって、ディスプレイのパネルの種類、それに対応しているアプリなども様々ですので、自動認識で調整できるツールなどがない時点で、以下のように、何種類かのコマンドを試しつつ、実際に輝度をいじれたものを使ってみてください。


まずは定番から


・xbacklight を使う


まずは、バックライトを直接操作するツールを試してみましょう。ターミナル(端末)を開いて以下を入力します。


輝度を20%にする場合:

xbacklight -set 20


現在の輝度から10%下げる場合:

xbacklight -dec 10


注意: もし「No outputs have backlight property」とエラーが出る場合は、次の方法を試してください。


・brightnessctl を使う(確実性が高い)


最近のDebian系で推奨されているツールです。


インストール:

sudo apt update && sudo apt install brightnessctl


輝度を下げる:

brightnessctl set 10% (10%まで下げます)


・xrandr でソフト的に暗くする(最終手段)


バックライト自体を制御できないディスプレイ(古いデスクトップPCのモニターなど)でも、画面の色を調整して「擬似的に」暗くできます。


コマンド:

xrandr --output $(xrandr | grep " connected" | cut -f1 -d " ") --brightness 0.5


0.5 を 0.3 などに下げるとさらに暗くなります。1.0 が通常です。


だいたいこれらのいずれかでバックライトの調整ができ、ディスプレイの輝度が変更できます。


私自身、よくLinuxマシンを使い、さらに時間帯などで、明るさを変えたいことが多々あり、そのたびにいちいち使ってるLinuxディストリビューションで画面輝度を変えたことがある方の参考情報などを検索して、なんてやっていたものですから、そんなの毎回じゃ面倒になりまして、自分自身が使うためにも、こうした輝度調整の手法を記載しております。


まだまだ世間じゃWindowsマシンが全盛、デザインツール重視とかの方ならMac派、あとは、スマホなどのモバイル端末ではiOSやAndroidが主流で、一部のエンジニアの人以外にはまだまだマイナーOS扱いのLinuxではありますが、マイクロソフトが、Windows11を使える条件を厳しくして、多くのマシンを切り捨てるという世紀の愚行を行ったため、今度Linuxのシェアも大きくなってくるのではないかなと。


そんな時代のためにも、こうして技術文書を残しておきます。

1人でも多くの方のお役に立てますように。


本日もご覧になっていただきましてありがとうございました。

またの機会によろしくお願いいたします。



こうちゃん

2026年2月17日火曜日

diskpartコマンドでフォーマット(HDDやUSBメモリ)

こんばんは、こうちゃんです。


今回も、自身で過去に何度もハマったポイントを技術面から解説・解決していきます。

今回ご紹介する手法は、


diskpartコマンドでフォーマット


なんかシンプルなことを書いているようですが、実は地味にハマることもあるポイントなのです。

まずは何がどうしてここにこだわるのか、要点を抑えて解説していきますね。



・一般的なフォーマット


まずは話はここからですが、一般に、買ってすぐのUSBメモリですとか、外付けハードディスクなど、まだ特に使用していない場合は、パソコンに接続しただけでドライブにマウントされ、エクスプローラーに表示されため、右クリックからフォーマットで簡単にフォーマットできるものですが、一度でもLinuxのインストーラーを焼いたUSBメモリなどは、フォーマット形式の違いから、パソコンに接続しただけでは表示されない場合もあります。


そんな場合は、通常のOS画面上からでは何もできないことも多いですが、コマンドを使うとフォーマットできます。



・diskpartコマンドでフォーマット


diskpartとは、従来からあるコマンドラインの、まあ発展版で、Windows上で、システム関連のコマンドもいじれるモード、くらいに思っておいてください。

本項目ではこのくらいの認識で十分先に進めますので、混乱の無いように、今回はフォーマット作業にのみ集中しておきます。


以下手順で、パソコンに接続したUSBメモリ、外付けHDD、内蔵のストレージなどもフォーマットできます。

※ただし、手順やフォーマット先を間違えると、大切なデータドライブとかもクリアしてしまい、二度と戻らなかったりしますので要注意(後半で解説します)


環境は、今どきなので、Windows11前提で紹介していきます。


1.タスクバーのスタートボタン上で右クリック、ファイル名を指定して実行を左クリック


2.入力欄に、 diskpart と入力してOK


3.デバイスへの変更許可が確認されるので「はい」を選択


4.コマンド入力する画面が開くので、ディスクを確認する

list disk

と入力してエンター(以降も実行は文字を入力後、エンターキーで実行になります)


5.パソコンに繋がっているストレージ、USBメモリなどの一覧が表示されますので、サイズなどを見て、今回フォーマットしたい対象の ディスク 4 みたいになっているディスクの数字を確認


6.先ほど確認した番号を指定して選択する

select disk 4  (←先ほど確認したディスクのナンバー)


7.再度

list disk

対象ディスクの左側に*マークがあると選択されています


8.消去

clean

これで対象の中身が消去されます


9.パーティション作成

create partition primary


10.フォーマット

format fs=ntfs quick

fsの次はフォーマットしたいファイルシステムを選択します

WindowsでUSBメモリならまあntfsで問題ないです

quickをつけた方が、可能ならば早く完了します


11.ドライブ指定

assign letter=e

一度でもそのパソコンにかつて差して使っていれば、フォーマットが終わった時点でたいてい自動でドライブ文字当てられてエクスプローラで指定できるようになりますが、初使用でエクスプローラに表示されない時などは、この明示的にドライブ指定をしましょう

letter= の後ろのアルファベットがUSBメモリなどを読み込みたいドライブ文字です

すでにあるドライブとかぶらないようにしましょう


12.完了

exit


これで晴れてフォーマット済、全容量空のUSBメモリやストレージができます。

解説を入れたので長そうですが、コマンドだけ打っていけばあっさり終わります。

format fs=ntfs quick

どうぞ、LinuxインストールUSBメモリとかに使って再利用できなくなり困った際などにこの手順をお使いください。


自分もよくその状況になるのですが、都度検索して調べながらこの作業をしていて手間でしたので、自分用備忘録にもなるかとこのようにまとめてみました。


同じような状況の方のお役に立てましたら幸いです。


なお、上記のディスク選択で間違えてシステムドライブを選んでしまい、さらにcleanしようとした場合などは、通常は以下のエラーが表示されます。


エラー: 仮想ディスク サービス エラー:

現在の起動ボリューム、システム ボリューム、ページファイル ボリューム、クラッシュダンプ ボリューム、または休止状態ボリュームが含まれているディスクでは、クリーンな状態にすることはできません。


このように、Windowsが動作に必要な領域をしっかりガードしてくれます。


ただし「2台目」以降は容赦なし

注意が必要なのは、「OSが入っているディスク」以外は、一切の警告なしに消去されるという点です。


Dドライブとして使っているデータ用HDD


外付けバックアップ用HDD


挿しっぱなしのUSBメモリ


これらは select disk で選んで clean を打った瞬間、中身のパーティションがすべて消え、「未割り当て」になります。


作業するパソコンに、長年使って大切なデータの入っているドライブがある場合などは気を付けて作業しましょう。



本日もここまでご覧になっていただきましてありがとうございました。

どなたかのお役に立てますように。



こうちゃん